北海道において、2015年に国連で採択されたSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)に関して、「理解と参画が広がり、幅広い分野や地域で様々な取組が展開されるよう、道内の実践者や関係団体、有識者が集まり、意見交換を行う」(北海道庁HP:北海道におけるSDGsの推進について、より)ための「北海道SDGs推進懇談会」を2018年7月から開催しています。RCE北海道道央圏協議会からも事務局長が構成員として参加していますので、その様子をお伝えしようと思います。
第1回目の主な議題は以下のとおりです。
・「北海道SDGs推進ビジョン(仮称)」の基本的な考え方について
・「北海道SDGs推進ビジョン(仮称)」の内容について
北海道は全国と比較してもいち早く、道庁内に「北海道SDGs推進本部」を立ち上げ、ビジョンの策定やネットワークづくりを進めています。6月には日本政府の「SDGs未来都市」にも選定され、ますます北海道内のSDGs達成に関わる動きが加速していくものと期待されます。
RCE北海道道央圏はSDGs達成を1つの大きな使命として掲げ、市民団体、教育機関、中間支援組織、企業、行政など多様な主体の参加を促し、協働で持続可能な社会づくりを進めていくためのプラットフォームとしての取り組みを進めてきました。国連大学から認定されている持続可能な開発に関わる地域拠点として、北海道で策定されるビジョンに対して、そのプロセスも含めて建設的な意見が交換できるよう、尽力したいと考えています。
第1回目の懇談会を終え、懇談会の構成員として参加している有坂から、以下のように意見をお伝えしました。
・ステークホルダーや時間、
・道民だけでなく、世界から見られることを想定し、
・骨子案で挙げられているステークホルダーだけでなく、
・具体的な推進方法について明記する
・SDGs達成の指標について、行政の施策の基準だけでなく、
・
・オープンな場で骨子案から原案を考える場を作る他の構成員の方からは、以下のような意見が出ていました。
・
・総合計画は考えられて作られており、
・ステークホルダーを細かくすると分かり難くなる
・SDGsの理念「誰も取り残さない」をビジョンにも入れるべき
・「ビジョンの推進」が一番の肝になってくる
・北海道の課題を明確にして、我々も含めて道民が知ることが大事
・
・多様な意見を言っていると時間がかかってしまう反面、
・ステークホルダーの分け方を必ずしも国連に倣う必要はなく、
・
・社会との接点を自覚できるように、
引き続き懇談会は開催されていく予定ですので、その様子について共有していきたいと思っています。皆さんも関心を持っていただければ幸いです。
<配布資料>
○資料2 「北海道SDGs推進ビジョン(仮称)」の策定について
○資料3-1 「北海道SDGs推進ビジョン(仮称)」骨子(備考入り)
○資料3-2 SDGs指標と関連性を有すると思われる道の指標(2018年7月時点)
・議事概要
・議事録
(事務局長:有坂美紀)