Why? なぜRCE道央圏協議会を設立するのか
ほとんどの社会問題について、その解決に向けて取り組む人や組織がいます。一方で、それぞれのテーマにおいては専門性を有していますが、専門外のテーマや異なる立場、地域外のこと(特に海外)については知る機会、出会う機会が少ないのが現状です。
1.取り組む問題を解決するためにも専門外のこと・ものを知り、自ら取り組む課題について協力者を見つけ、協働しつつ問題解決を目指す部分が必要では。
(1)特に、他の分野や異なる立場、地域を知ることにより、
・問題に取り組むための新たな手法を発見できる
・関係者が増えることで活動自体の社会的影響力が増す
(2)自らの取り組みについて専門外の人たちと共有することにより、
・元々社会問題に関心が高い人たちに、自らの問題意識を伝えることができる
・多様な視点を盛り込むことでブレイクスルーできる可能性が高まる
2.異文化交流することで、活動に刺激を得られるのでは。
扱う分野や立場、地域が違うことで、同じ北海道においても価値観が大きく異なります。ただ、価値観の違うもの同士であっても諦めずに議論を重ねることで、自分の思いを伝える、他者に耳を傾けるという多様な価値観が尊重される社会に必要な対話の姿勢を自然と身に着けることができると考えます。
3.社会問題に対する市民の課題意識と行動力、研究者の理論的思考と分析力、企業の社会的ニーズの把握力、行政の執行力とが相乗効果を生む連携ができるのでは。
4.多様な分野、立場、地域を簡単に超えることができる仕組みをつくることで、社会問題を解決する速度を少しでも上げ、ビジョンの実現を目指せるのでは。
How? RCE道央圏はどうやってビジョンの実現を目指すのか
1.RCE北海道道央圏協議会の運営
(1)総会など参画組織が集まる機会を設けることで、交流の場を作りだす
(2)国連大学との連携:事業等の報告、他のRCEや国際的な動き等の情報収集
(3)協働プロジェクトのモニタリングと評価
2.情報収集・発信
(1)RCE道央圏だけでなく、持続可能な社会づくりに関わる国内外の動きについて情報収集・発信を行う
(2)RCE道央圏参画組織および国連大学、国内外のRCEとの交流の機会をつくる
3.RCE道央圏の趣旨に賛同する多様な関係者を巻き込み続ける
(1)大学の知的資源が市民社会に有効活用される仕組みをつくる
(2)持続可能性の課題に取り組む人材を育成するための手法を確立する
What? 何をするのか
1.RCE北海道‐道央圏協議会の運営
(1)RCE道央圏協議会総会の開催(年3回程度)
・道央圏の社会問題とその実践者・活動を知る勉強会やセミナーを開催する
・各組織からの活動報告および協働の提案、情報交換など参画組織の交流の場
・次年度の活動計画の策定
(2)運営委員会の開催(年2回程度)
・協議会の運営に必要な事項に関する協議
・協働プロジェクトのモニタリングと評価
協働プロジェクトの進捗状況および結果についてリード組織から報告を受け、活動をブラッシュアップするためのモニタリング・評価を実施します
(3)国連大学への年次報告書の作成およびイベント等の行事開催の連絡
2.情報収集・発信
(1)SDGおよびESD関連情報の提供システムの整備
(2)HPやSNSを活用した国内外の情報収集・発信(多言語に極力対応)
3.ESDネットワークの強化と拡大
(1)地域内のESDに関わる課題と実践者、取り組み内容の見える化
SDGsを参考とした課題と実践者、活動内容のカテゴリー分けをし、道央圏の社会問題とその実践者と活動内容を明らかにすることで、連携相手や取り組みを強化すべき課題を分かりやすくします
(2)日常的な関心層の掘り起こし